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北京五輪、デジタル人民元の取引額は1日あたり30万ドル以上=中国人民銀行幹部

ロイターの報道によれば、2022年の北京冬季五輪の大会関係者や参加者、訪問者らは、デジタル人民元で1日あたり30万ドル以上使われている。

中国人民銀行のデジタル通貨研究所の穆長春(ムー・チャンチュン)所長が米シンクタンク大西洋評議会でデジタル人民元について語った。同氏によれば、1日あたり200万元(約31.6万ドル)以上がデジタル人民元で決済に使用されている。

「正確な数字はまだわからないが、おおまかな数字では1日あたり数百万元がデジタル人民元の決済に使われている」と、穆氏は述べている。ただどのくらいの取引数なのか、まあ外国人参加者のシェアがどのくらいかといった内訳はまだわからないという。

また穆氏によれば、外国人ユーザーはクレジットカードのような形をした「e-CNYペイメントカード」を通じてデジタル人民元を使っている。

先週、ウォールストリートジャーナルはデジタル人民元による取引がVISAの取引を大幅に上回ったと報じていたが、今回はおおまかであるが具体的な金額が明らかになった形だ。

中国人民銀行北京冬季五輪で中国のデジタル人民元を積極的に推進してきた。五輪大会のいくつかの会場んは特別なATMが設置されており、海外からの来訪者が外国の紙幣をデジタル人民元に両替できるようにしている。

 

 

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